岩崎電気がカーライル・グループと組んでMBOで株式を非公開化することを発表した。買付代金は最大327億8720万円で、買付予定数は735万1391株。岩崎電気は新規事業の創出や海外展開の拡充、企業体質の変革などの経営課題に取り組むために非公開化が必要と判断した。M&Aアドバイザーとしては、岩崎電気が短期的な業績変動にとらわれず、長期的な経営戦略を実行するためにMBOを選択したことは理解できると思われる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。